長かったブラックプールダンスフェスティバルが大盛況の中で幕を閉じました。
特に最終日は新しい時代の幕開けに立ち会えたような素晴らしい瞬間でした。
チャンピオンのアルナス&カチューシャ組が引退し、ヴィクター&アナスタシア組が欠場ということで、
新しいチャンピオンと、新しいファイナリストが二組誕生するという二つの期待で会場は大盛り上がり!ここ数年ファイナリストの順位が定着し、停滞気味だっただけに期待は高まります。
またアマチュアファイナリストが続々とターンプロし、大激戦の様相を呈してきたベスト24、準決勝争いも目が離せない状況に、
早くも5次予選(ベスト24)から準決勝で観客のボルテージは最高潮に達し、セミファイナルのタンゴでスタンディング・オベーションが起きるなど会場もフライング気味。
新チャンピオンはアンドレア&サラ(イギリス 1111)。4種目1位の完勝。
2位はドーメン&ナターシャ(ドイツ 2232)。予選から素晴らしいダンスで納得の結果。
3位はバレリオ&モニカ(イタリア 3323)。相変わらず美しいダンスでしたがちょっと元気がなかったかな?2位を狙って固くなっていたのかも?難しいもんです。
そして今大会のハイライトはクイック1種目だけファイナルに飛び込んで来たターンプロ4年目の新星スタス&ナタリア組(ウクライナ)。驚きの大躍進に会場は大歓声!スターになる選手には実力があるのははもちろんですが、タイミングという運も付いて回るもの。そう実感せざるを得ません。
昨今のアメリカ、中国、ロシア、ポーランドの躍進に続き、ウクライナがダンス強国の名乗りを上げた瞬間です。(プロ、アマのほぼずべてのカテゴリーにウクライナの選手が名を連ねるという大活躍。特に21歳以下のアマチュア・スタンダードは4組がファイナル入りするという無双っぷり)
先輩ファイナリスに祝福されるスタス&ナタリア組。みんなから愛される雰囲気を持った見ていてワクワクしてくる選手です。
以下ファイナルの順位はこんな感じ
4位アレクサンダー&イリーナ(ロシア 4556)
5位スタニスラフ&イリーナ(ロシア 6465)
6位セルジュ&ドロタ(ポーランド 564-)
7位スタス&ナタリア(ウクライナ - – – 4)
注)通常の競技会は5種目(または4種目)の合計ポイントで上位の者から予選通過となりますが、全英選手権はベスト48のラウンドからは種目ごとの評価となります。なので、ワルツはファイナル、それ以外の種目はセミファイナルなんていう結果になることもあります。
スタス組の大躍進で少々霞んでしまいましたが、スタニスラフ組、セルジュ組というニューファイナリストの誕生にも会場は歓迎の拍手も惜しみませんでした。
またベスト24争い、セミファイナルもとてもリポートしきれないほど、種目ごとに結果の変わる大激戦でした。それにしても近年のレベルの高さには驚きを隠せませんし、さらにその勢力図の変化の速さは大変なものです。
あれほど勢いがあった中国がベスト24以上にわずが1組、ダンス大国アメリカからファイナリスト、セミファイナリストが消えるという結果に。(ベスト24には依然7組進出という強さではありますが)
ちなみにその大激戦の中、クイックを除く3種目でベスト24入りを果たした橋本剛・恩田恵子組の頑張りは素晴らしいというしかありません。
最後にレベルアップ著しいプロのカテゴリーで、昨年と同じ結果を維持ということで、私たちの結果はまずまずということにしておいてください。では。
全英選手権、お疲れ様でしたー❗️
ボールルーム本戦の詳細レポートをありがとうございました❣️ アルナス組引退、ビクター組欠場の速報が入ってから、新しいファイナリストは…?とドキドキしてました。単科戦っていうのも皿にドキドキします ね。スタス組嬉しそうでしたね(^o^)/
ハイレベルなヨーロッパ勢・ロシア勢の中で、小原組も大健闘お疲れ様でした。そして今はアフターレッスンでしょうか。日本に帰るとまたお忙しいから、イギリス🇬🇧時間をギリギリまで楽しんでくださいね〜❗️